Dagger2: Dagger2.27の新しいエラーメッセージを少し試してみる

Dagger 2.27でエラーメッセージの改善が入っていたので、軽く試してみました。試してみた系の記事になります。

まず有効にする

この機能はexperimentalなので、明示的に有効にする必要があります。kaptを使っているなら、次のように有効にします。

allprojects {
  afterEvaluate {
    extensions.findByName("kapt")?.arguments {
      arg("dagger.experimentalDaggerErrorMessages", "enabled")
    }
  }
}

適当にエラーを出してみる

まずは、Providesの指定を外してみます。

// @Provides <-- エラーを出したいのでコメントアウト
fun provideTestObject(): TestObject = TestObject()

@Inject lateinit var testObject: TestObject

すると、次のようになります。

新しいエラーログ

古いエラーログ


次に、複数Providesの指定をしてみます。

@Provides
fun provideTestObject(): TestObject = TestObject()

@Provides
fun provideTestObject2(): TestObject = TestObject()

@Inject lateinit var testObject: TestObject

すると、次のようになります。

新しいエラーログ

古いエラーログ

まとめ

全部のエラーを見たわけではないので分からないですが、手元で軽くエラーを出して見た感じだと、見やすくなったかなと思います。 Daggerのエラーメッセージは難しいことで有名?だったと思うので、これで改善してくれればとても嬉しい😃

Written by
あんどろいどでぃべろっぱぁー🍎