moleculeライブラリで感動したところ

moleculeは、Cash App(Square)社が公開したライブラリです。

このライブラリを使うかどうかは置いておいて、良いな、面白いなと思ったところをつらつらと述べたいと思います。

Coroutine(RxJava)などの複雑なオペレーターを覚えなくて済む

複雑な画面になると、複数のデータソース(Flowなど)をcombineLatest等のオペレータで束ねて、処理を書くことをすると思います。 しかし、データソースが増えると、どんどんエラーハンドリングなどが複雑になり、スケールしない印象があります。

これを、moleculeでは命令型コードで書くことができ、データソースが増えてもスケールしてコードを書くことが出来ます。

RxJavaに傾倒していたときに感じていたのですが、いろいろなオペレーターがあるのは便利ではあるんですが、複雑になりやすいというか、誤用しがちなので、そういうのを防ぐことが出来ます。

Jetpack Composeのエコシステムに乗っている点

おそらく、このmoleculeのような機能を実現しようとすると、KSPなどのアノテーションプロセッシング的なことをする必要があります。 そうなると、

などのデメリットがあります。

それを、Jetpack Composeという、Android開発者であれば、いつかは勉強しなければならない、導入するであろう機能を使って、実現しており、このデメリットを回避しています。

一番メンテしやすいコードは、コードを書かないこと、みたいな言葉があったような気がするんですが、それを体現した実装だと思います。

まとめ

実現したい機能に対して、極力コードを書かなくて済む方法を考える大切さを感じました(小並感)

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あんどろいどでぃべろっぱぁー🍎